route A  page 1/8

Prologue  1P  2P  3P  4P  5P  6P  7P  8P
SS INDEX   CG MODE






美しい女性がオブジェのように完全に動きを止めて立っている。
彼女の名前はフェイト・T・ハラオウン。
我々の目的を嗅ぎつけて、館に侵入した哀れな管理局の犬だ。

かなりの手練だったが、戦闘力だけでは勝てない相手もいる。
彼女は身をもって、その事実を体感した事だろう。
我が邪眼の前に一瞬の隙をつかれ、私の手に堕ちたのだ。

私は彼女に洗脳を施す事にした。
管理局には色々と煮え湯を飲まされている。ゆえに…
この正義の執務官を忠実な私の手駒として染め上げてやろう。
管理局崩しの先鋒に仕立て、報復に利用してやろうじゃないか。


彼女の訪問は今日で5度目となる。
この数ヶ月、暗示によってここに来た記憶は消されていた。


今日も暗示によって人形状態へ彼女を貶める。
今の彼女は私の言葉のみで、このような姿を晒すまでになっていた。
普段の凛々しい相貌はトランス状態の心地よさによって
だらしなく口の開いた無防備なモノとへと変わり…
その姿は私に言われるままに着替えたエナメルのボンデージ、
スリングショットを模した水着という
正気ならば絶対に身につけない恥辱の様相を呈している。


今日で洗脳は完成する。では仕上げるとしようか。



   ■次へ■