route B page 1/8
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1 僕が眠りについてから、もう何年が経ったのかな。 覚えている記憶といえば、緑色のトロい守護騎士と対峙して 全く歯が立たなかったことくらい。 あの後、僕は思わず口を滑らせて 僕たちの目的を洗いざらい喋ってしまった。 ロードからは塵芥ってしこたま怒らたし、 シュテルからはジト目で睨まれたっけ。 時間にして10年、一言で言えば短くても … …… えーっと、えっと、まぁいいや! 僕は難しいことが苦手なんだ。 とにかく!今言えるのは。 僕が弱かったのは不完全だったからなんだ。 だから、コイツの体をいただいて僕は完全体になるんだ! そして、僕は帰る。 あの温かな闇の中に! ■次へ■ |