■5
ベット下まで転がるようにして到着するとフェイトは妖しく微笑みながら…
黒いストッキングに包まれた足を差し出した。
『ユーノ、私の足を舐めなさい』
「フェイト…」
『隅々まで綺麗に舐めるのよ、そしたらご褒美を上げるから』
「(もうこうなったら焼けだ!フェイトがこんな風になっちゃったのは
僕の責任だ。僕が責任を取らないと…)」
ユーノはそう思うことにしたが、それ以上に興奮もしていた。
普段と違うフェイトのしぐさと艶やかさに。
控えめで心優しいフェイト。
それが今妖しい笑みを浮かべて、男を隷属させている。
この狂ったシチュエーションはユーノ自身にも強い倒錯感をもたらしていた。
――― チュプッ、ペロッ、チュルゥ……ニーソに舌を這わせ無心に奉仕する。
そのたびにフェイトは艶やかな笑みを浮かべ興奮したように吐息を漏らす。
『ウン…、あんっ…、あはぁ…、ユーノ、なかなか上手じゃない。
もしかしてやった事があるんじゃないの?』
「そ、そんなことないよ!」
『答える時は「はい」か「いいえ」で答えなさい!
ユーノ、なのはの足も舐めた事があるんでしょう?』
「…はい、実は二人でたまたま見つけたSM雑誌があって、
それでやってみない?って話になって』
『ふ〜ん、そうなんだ。私が二人の事を親友だって思ってる時に…
二人はそんな事してたんだ…』
汚らわしいモノを見つめるような侮蔑の表情を浮かべるフェイト。
そのまま足の親指をクイッと曲げて、ユーノの口の中にねじ込む。
「ん〜っ、エェイホ(フェイト)…」
『ンフッ…、いいわ、ユーノ。
そんなにしたいのなら、あなたを私のM奴隷にしてあげる』
少年は思わず口を叛けると、慌てて反論し始めた。
「ッ、フェイトォ、違うよ。
僕達は確かにSMごっこをした事は1回だけあったけど、
性に合わないねって笑いあってその場はお開きだったんだよぉ!!
本当にやろうとか、そんなんじゃなかっ、んぐぅっ!」
…フェイトの足裏がユーノの顔面に押し付けられる。
『反論の権利は与えていないわ!
ほら、口が止まってる!何をやってるの!!』
「あぁ、僕はこんな趣味ないのに〜〜」
『それじゃぁ、目覚めさせてあげる…、
フフッ、私の事しか考えられない奴隷にしてあげる』
「フェイト〜〜〜」
今のフェイトには神々しいまでのオーラが漂っていた。
逆らえるような気配では無い。
差し出された足をさらに丁寧に舐め取っていく。
ペロ、ピチャッ、ツーーー…、足の甲にくるぶしや太ももにも舌を這わせる。
『はぁん…、あぁんっ…、じょうずよ…、そう、もっと熱心に…』
少女は満足そうに喘ぎながら、妖しく揺らめく瞳でユーノを見下ろした。
そして、足をあげるとトンっと少年を転ばし、
股間に目をやって蔑んだように笑い始めた。
『クスクスッ…、ユーノォ?嫌とか言ってるくせに…
その股のはしたないモノは何なの?』
「こ、これは…」
『私の足を舐めながら…、感じてここを大きくさせてたんでしょう…?』
そういうとフェイトは足でユーノのソレをズボンの上からさすり始めた。
そのまま、ねじる様な柔らかい回転が妖しく加えられる。
「ち、違うよ…」
『足を舐めて興奮したのよね?本当に変態ね』
ビクッとしてユーノは『変態』というフレーズが頭に響いた。
「(あれ、僕ってもしかして本当に…?)」
『アハハ、また大きくなった!!変態、グズ、ノロマ、淫獣!!』
「(あぁ…、これ、マジでやばいかも…)」
容赦なく罵声を浴びせるフェイト。
彼女自身も相手を隷属させているシチュエーションに酔いしれてるようだった。
ユーノを罵声するたびに息が荒く、頬も紅潮していく。
そして…、足の指で股のチャックを挟むとジーーっと引き下ろし、
ユーノのソレを外に引き出す。
『見かけによらず大きいものを持ってるのね。これは何?』
「僕の…おちんちんです(涙)」
『おちんちん?これがそんな可愛らしいもの?これは「ちんぽ」よ!』
ユーノはもう頭の中が真っ白になりそうな気分だった。
あのフェイトが興奮しながら妖艶な表情を浮かべて隠語を叫べと命令してくる。
普段とのギャップがたまらない。思わず射精しそうな気分になる。
『まだ勝手にイッては駄目よ!!
これから、このはしたないちんぽにお仕置きするんだから』
そういうとフェイトはユーノの肉棒を踏みつけ足コキを始めた。
少女の柔らかい足が愚直に絡みつく。
もどかしさを伴う足による愛撫は直接的な刺激も気持ち良いが…
それ以上に倒錯感の方が凄まじい。
シュッ、シュッ、シュッ…
両足で挟み込むように上下させ、親指で器用にクイッと裏筋をなぞられる。
挟み込む姿勢は両足をはしたなく開かせて、少女のショーツをのぞかせた。
…黒いショーツがグショグショに濡れているのがわかった。
フェイトも股間をモゾモゾとさせ、遂には人差し指でショーツ越しから弄り始めた。
そこからフェイトのにおい、発情したメスの匂いが濃密に漂っている。
ショーツの上から擦る、絹ごしの音が耳から流れ込んで…
臭覚だけでなく聴覚も支配されていく。
状況、におい、普段とは違うフェイト…
全てが混ざり合いユーノの思考をドロドロに溶かしていく。
『フフッ、もっと大きくなってる。
先走りも凄い…、いきそう?ねぇ、もういきそう?』
「うん…、いきそう…だよ」
そのとたん。
フェイトは興奮した笑みから眉ねを潜め冷たい眼差しになり、
ぎゅっとペニスを踏みつける。
『「うん」、じゃなくて「はい」でしょう!?』
「はいぃ、いきそうですぅ」
その答えに満足して微笑むと再び足コキ。
少女の様相はすでに威厳すら漂う女王のようである。
否、今のフェイトは女王様そのものなのである。
そして、ユーノの限界点がついに…
『いいわ、許可してあげる!ユーノ、いきなさい!!』
ビュゥッ、ビュクッツ、ビュルルルルゥ!!!
精液が噴出してフェイトの足を染めていく。
淫乱女王と化した少女は恍惚とした表情でその様を見つめウットリと呟いた。
『ン…、フフッ、濃くてドロッとした精液…、
本当に感じてんだね、変態さん…』
ニヤリといやらしい笑みを浮かべたフェイトは、
すくっと立ち上がり妖艶な眼差しでユーノを見下ろす。
『ユーノ、誓いなさい。
あなたは私の奴隷、私を喜ばせるだけに存在する肉人形。
認めたら…、もっと可愛がってあげる』
「それは…」
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